八坂美麻学園について

概要

山村留学センター やまなみ山荘
センター周辺の山並と棚田

 八坂美麻(やさかみあさ)学園は、山村留学の創設団体である私たち育てる会が1976年に開設した、日本で一番歴史のある山村留学学園です。拠点となる山村留学センター「やまなみ山荘」は、北アルプスの玄関口・信濃大町駅から車で15分ほど、長野県大町市の標高およそ1,000メートルのところにあります。自然観察ビジターセンターや農村文化体験古民家、水車小屋、ならの森キャンプ場などが併設され、山村生活体験と自然体験活動の拠点にもなっています。
 八坂(長野県旧北安曇郡八坂村)で始まった山村留学は、後に隣接する美麻(同旧美麻村)でも実施されることとなりました。山村留学センターがちょうど境界近くにあったことから、以来「八坂美麻学園」として、センターでの集団生活は合同で過ごし、学校やホームステイは八坂地区と美麻地区に分かれるという形態をとっています。八坂、美麻を心のふるさととした修園生数は延べ1,400名を数え、家族ぐるみの長い心のお付き合いが続いています。
 「農の心 人をつくる」という考えから生まれた山村留学のモデルとして、全国からも注目されている学園です。

一年を通して多彩な体験活動がいっぱい!
仲間と作り上げる楽しい生活
道草で思いおもいの体験を

3つの体験の場ですごす「学園方式」

 八坂美麻学園の山村留学は、月の半分(年間約170日)を山村留学センターで過ごし、残り半分(年間約140日)をホームステイ先で過ごす「学園方式」です。山村留学生は、センターおよびホームステイ先から、地域の公立小中学校に通学し、地域の子どもたちと親しく交流しながら、きめ細やかな指導を受けています。

多彩な活動の場
山村留学センター

 センターは標高1,000mの高台に位置し、周辺には専用のキャンプ場や農村文化体験館などがあり、自然体験活動や山村文化活動の拠点にもなっています。
 留学生は月のうち半分を、専門指導員とともにセンターで集団生活を行います。
 キャンプや登山・農業体験・スキーなど、地域の特徴を生かした四季折々の多彩な体験活動が大きな魅力です。

心温まるふるさと
ホームステイ

 留学生は月のうち半分を、数名のグループに分かれて地域の一般家庭で過ごします。
 受入家庭のみなさんは「預かるからには自分の子どもと同じように」という、強い気持ちで迎えてくれます。
 八坂・美麻地区で生活をしてきた受入家庭との心温まる交流は、この土地ならではの“本物”の生活文化を体験する場となっています。

まるで大きな家族
小規模校での教育

 通学する学校は1学年1クラスの小規模校。
 毎年やってくる山村留学生が、地元の子どもたちと机を並べることは、学校にとってはいつもの日常風景です。
 きめ細やかな学習指導と地域の特色を生かした授業内容は子どもたちにも大人気。
 学年を越えた交流はまるで大家族のようです。

学園の特色

たくさん歩いてたくさん遊ぶ

 センター期間中は、約4~5kmの山道を毎日歩いて通学しています。歩くことは足腰が強くなって体力がつくだけでなく、身近な自然への気づきを促し、豊かな心の醸成にも繋がります。
  また、登下校は四季の自然を身近に感じながら、自分たちだけの「道草」をして過ごす、特別な時間でもあります。
 朝のつどいで指導員が投げかける道草のヒントは、子どもたちを身近な自然へ導きます。

指導員や保護者のかかわり

 指導員は、1人の人間として、そして子どもの一つの環境として、常に後ろに立って見守り、子どもたちが自ら考え、行動し、学んでいくことができるように助言します。指導員の出身大学や専攻分野は幅広く、さまざまな価値観をもった指導員がかかわることで、子どもたちの可能性の輪も広がります。
 保護者も、保護者会として学園と連携し、農家訪問、学校訪問、収穫祭等の来園行事の度に現地を訪問します。ご家族にとっても、多くの交流を生む体験になることを願っています。

山村留学生の食事

 子どもたちは農作業、伝承文化、食文化のつながりを実感しながら、感謝の気持ちを大切に日々の食事をいただきます。
 普段の食事は自炊ではありません。センターでは食育担当の職員が新鮮な野菜など地元の食材を取り入れた栄養バランスの取れた献立を立て、地元の方といっしょに調理をしています。
 配膳などは留学生が行い、食育指導の一環として、作法にも気をつけながら全員が顔を合わせていただいています。

多彩な体験活動 ―その季節と土地ならではの体験活動を

 地域との交流をはかり、農村の生活文化を学ぶ

 センター期間中の休日は、田畑での農作業、自然体験・食文化体験、伝統行事など、地域の人々とのふれあいを重視しながら、地域の特徴をいかした四季折々の活動を行います。
 農作業は自給自足をめざすものではなく、体験活動の一環として、昔ながらの手作業で先人の苦労や知恵を体感しています。この体験をさらに、収穫の祈りや感謝、喜びをあらわす太鼓や民舞などの伝承文化体験につなげます。
 また、夏にはキャンプやアルプス登山、諏訪湖でのヨット・カヌー、冬には近隣スキー場でのアルペンスキーなど、季節と地域に合わせた野外活動にも力を入れています。

地域との交流をはかり、農村の生活文化を学ぶ

 学園の四季
4月 入園のつどい
田畑起こし
農家対面式
10月 稲刈り・脱穀
木の実採り
きのこ採り
5月 保護者農家訪問
代かき・田植え
山菜採り・味噌作り
11月 収穫祭
6月 畑作業・キャンプ
ヨット・カヌー活動
12月 炭焼き原木切り出し
座禅体験
保護者懇談会
7月 保護者懇談会
実家帰省
1月 スキー
炭焼き
8月 夏休み
帰園
2月 スキー・交流会
親子スキー
9月 アルプス登山
日本海活動
運動会
3月 スキー
修園のつどい
お別れ会
 活動の様子

八坂美麻学園ブログ(やまなみだより)をご覧ください

学園生の心がまえ ―充実した山村留学生活を送るために

1.山村留学中は、いつも自分の足で歩くよう努力し、自然の中でたくさん活動し、「ここでしかできないこと」をたくさんします

2.あいさつや、礼儀作法、言葉づかいに気をつけ、「自分のことは自分でやる」けじめのある生活をします

3.山村留学生活に必要なもの以外、必要以上に多く物を持たず、物を大切にし、無駄なお金を使わない「がまん」する生活をします

4.食事は好き嫌いなく、残さず味わって食べ、感謝の気持ちを忘れないようにします

5.自分のことだけでなく、相手の気持ちを考えながら過ごすように努力します。特に、周りで困っていたり、悩んでいる人のことをみんなで考え、お互いを認め合いながら助け合って生活します

6.自分の目標をもって生活し、収穫祭や修園のときには、成長や成果を、自分の言葉と大きな声で堂々と発表します

アクセス

所在地
〒399-7301
長野県大町市八坂8594-ロ
0261-26-2306

電車でお越しの場合
新宿駅より信濃大町まで約3時間
名古屋駅より信濃大町まで約2時間半
※信濃大町駅より車で15分

自動車(中央道・長野道)でお越しの場合
東京より約3時間
名古屋より約2時間半
※安曇野ICより国道147経由で約45分

ホームステイ期間中や学園行事の開催日などで対応できない場合がありますので、ご来園希望の方は事前に左記八坂センターへお問い合わせください。

 学園案内PDF

 上記内容につきまして、PDFをダウンロードしてご覧いただけます。